
古来より、人は自らの教訓を言葉で残し、偉人たちの優れた言葉を「名言」として残してきました。
今回は、徳川家康の名言の中から、時を超えて現代においても人生に様々な示唆を与えてくれる「名言」を独断と偏見で選んでみます。
徳川家康の名言
徳川家康(1543年1月31日〜1616年6月1日)は戦国時代から安土桃山時代に活躍した戦国大名の一人で、江戸幕府の初代将軍となった人物です。
幼少期に織田氏、今川氏の人質として過ごし、その後も忍耐を重ねながら天下を取った徳川家康ですが、苦労人ならではの名言を数多く残しています。
では、徳川家康の名言を見てみましょう。
徳川家康の名言 12選
徳川家康の名言1
人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し。いそぐべからず
人生は長く苦しいことが多いので、辛抱強く努力を重ねて進むべきである
人生は長く苦しいことが多いので、辛抱強く努力を重ねて進むべきである
徳川家康の名言2
堪忍は無事長久の基、怒りは敵と思え
我慢することが無事に長く栄えることのできる基礎で、怒りは敵と思いなさい
我慢することが無事に長く栄えることのできる基礎で、怒りは敵と思いなさい
徳川家康の名言3
得意絶頂のときこそ、隙ができることを知れ
物事がうまくいく時ほど隙ができるものだから、用心しなくてはならない
物事がうまくいく時ほど隙ができるものだから、用心しなくてはならない
徳川家康の名言4
勝つことばかり知りて、負くること知らざれば、害その身に至る
勝ってばかりいて負けることを知らなければ、天狗になって大きな失敗をする
勝ってばかりいて負けることを知らなければ、天狗になって大きな失敗をする
徳川家康の名言5
人は負けることを知りて、人より勝れり
負けることを知ることで、逆境になった時乗り超えることができる
負けることを知ることで、逆境になった時乗り超えることができる
徳川家康の名言6
己を責めて、人を責むるな
失敗した時は、自分を責めるべきで、他人を責めてはいけない
失敗した時は、自分を責めるべきで、他人を責めてはいけない
徳川家康の名言7
人を知らんと欲せば、我が心の正直を基として、人の心底を能く察すべし。言と形とに迷ふべからず
人を理解しようとするなら、まず自分の心を正直にして、相手の心の底をしっかりと観察するべきである。言葉や見た目に惑わされてはならない
人を理解しようとするなら、まず自分の心を正直にして、相手の心の底をしっかりと観察するべきである。言葉や見た目に惑わされてはならない
徳川家康の名言8
われ志を得ざるとき、忍耐この二字を守れり。われ志を得んとするとき、大胆不敵この四字を守れり。われ志を得てのち油断大敵この四字を守れり
チャンスが来ない時は「忍耐」、チャンスが来た時は「大胆不敵」、チャンスを掴んだ後は「油断大敵」の言葉を守れ
チャンスが来ない時は「忍耐」、チャンスが来た時は「大胆不敵」、チャンスを掴んだ後は「油断大敵」の言葉を守れ
徳川家康の名言9
願いが正しければ、時至れば必ず成就する
正しい願いは、時期が来れば必ず成就する
正しい願いは、時期が来れば必ず成就する
徳川家康の名言10
不自由を、常と思えば、不足なし。心に望み起こらば、困窮したるときを思い出すべし
不自由が当たり前と考えれば、不満は感じない。心に欲が起きたときには、苦しかった時を思い出すことだ
不自由が当たり前と考えれば、不満は感じない。心に欲が起きたときには、苦しかった時を思い出すことだ
徳川家康の名言11
およそ人の上に立って下のいさめを聞かざる者の、国を失い、家を破らざるは、古今とも、これなし
人の上に立つ者で、部下の諫めを聞かない人は、国を失い滅亡する。今も昔もそれは変わらない
人の上に立つ者で、部下の諫めを聞かない人は、国を失い滅亡する。今も昔もそれは変わらない
徳川家康の名言12
宝の中の宝といふは人材にしくはなし
最も大切な宝は、人材以外にない
最も大切な宝は、人材以外にない
徳川家康の名言には、
「悪い時期は耐え、良い時期でも奢らず、失敗しても人を責めず、人を大切に思う」
という気持ちが共通しており、そんな信念を持つ徳川家康だからこそ、天下人になり得たのだと思います。
偉人たちの名言は、私たちが生きる上で多くの気づきを与えてくれます。偉人たちの名言を参考にしながら、人生を豊かなものにしていきたいものですね。